申請するビザの種類や有効なビザの有無によって必要書類や申請が異なると思います。出発国はタイ近郊のアセアン加盟国です。あくまでも私の情報をお伝えします。
①臨時便の航空券手配
外国人はタイ人料金と違う(噂の二重価格?)。大使館がタイ語で発表している臨時便の料金はタイ人用で、外国人はタイ人の倍の値段でした。値段は航空会社が決めている。
②ASQ(※)ホテルの予約
大使館からリストを貰い、自身で予約します。安いホテルから予約が埋まります。ただし、7月から外国人の入国が緩和されたので指定ホテルが増えてきている。
14日間と言われているが実際は16日間隔離される
③新規のタイ滞在ヴィザを申請
私の場合、5月末にタイのヴィザが切れていたための申請手続き。
※在外タイ領事館に、期限前の5月に延長手続に行ったが、タイ入国が出来る頃に来てくださいと言われた。規制緩和後、臨時便の日程が発表された後に新規申請。
④新型コロナウィルス未感染の証明書

在外タイ領事館で紹介された病院へ新型コロナウィルス未感染(ヴィザ申請の72時間以内)の証明書を貰いに行く(搭乗の72時間以内の診断書やFit to Fly(※※)とは別に必要)。
料金は、近隣国のため、検査・書類発行代で約2万円と日本の半額。
⑤100,000US$の保険加入証書
私の場合、日本で加入している海外旅行保険が1千万円。確認したら使用可能とのこと(出国前にひと騒動)。
タイへ出発の前までに、すべての手続きを済ませるため、ほぼ毎日のように領事館に通いました。
領事館の入口にヴィザの申請の必要書類の案内などが掲示されており、最後に〝笑顔〟と書いてありました。
ロックダウンでタイに戻れない不安や苛立ちを、領事館職員に当たる人が多かったのかもしれません。
出国前日、領事館が紹介してくれた病院にてPCR検査とFit to flyの取得。朝イチで検査、夕方受取り。
出国当日、書類不備の確認のため、朝イチで領事館へ。準備万端で空港へ向かう。
空港の発券カウンターは、タイ人と外国人別。タイ人側はタイ領事館職員がフォローしたり、マスクやお菓子などのグッズが配られていたが、外国人は自身で通常のチェックイン。
ここで、書類のFit to flyのタイトルが間違い、保険も指定金額に満たないので発券できないと言われる。
領事館でOKを貰っていると言っても「規則です」の一言。全身の血の気が引きました。
幸い、タイ人の出国サポートで大使館の職員が来ていたので、事情を説明してもらい無事に航空券を発券。
空港内はガラガラなので発券後はスムーズに手続き。荷物のセキュリティ検査の所で所持金検査“露骨な賄賂の要求かと思ったが、財布を見せるとそのままスルー。
後方席から乗込み、席は1席空けての着席。
タイ到着後は防護服を着た係員が待ち構え、書類の確認。タイ人と外国人のカウンターも分かれており外国人はASQというネームホルダーが渡され、係員が誘導してくれます。

そこでも生命保険証書でひと悶着。確認が取れるまで、待機。出発国の領事館に確認の電話をしてくれ、なんとか通過。それまでは生きた心地がしませんでした。出発国のタイ領事館の職員の対応に感謝。
タイのホテルで隔離
タイの空港に到着し、荷物受取のターンテーブルで自分の荷物が回っているのを見たときは安堵でいっぱいの気持ちになりました。
係員の誘導に従い、ASQのホテルのお迎えのバスに乗り一路、隔離先のホテルへ。ホテルの裏口に専用入口が設けられ、入る前に体温測定。そこから一人ずつエレベーターに乗り込み部屋へ移動。到着したのは深夜2時、長い一日でした。
翌日から毎日、朝夕方の検温をしLineで送信。食事も前日に専用のFormで選んで送信。

ホテルによって対応は異なるが、基本的に掃除は入らない。私が滞在したホテルの場合、滞在中の7日目、10日目、13日目の3回。掃除中は別室で待機。
ゴミや洗濯物(ホテルが提供しているもののみ)は決まった時間に廊下に出しておく。
下着は自分で洗濯しないといけないので洗濯用洗剤やゴム手袋が欲しい。家族や友人からの差し入れも受付けてくれるので、必要な物は誰かに頼んで持ってきて貰うことが出来ます。私も薬や洗濯用のゴム手袋を持ってきてもらいました。しばらくすると有料で洗濯サービスを受けれるようになりました。
食事は使い捨て容器で、スプーンやフォークも強度がなく小さい。少ししっかりしたフォークやお箸を自分で用意しておくといいと思います。パスタなどは時間が経つと固まってしまうのでうまく取れなかったり、肉を小分けにすることも出来ず。苦労しました。
それに外国人の男性向けかと思うほど量が多いので、毎日の体温測定にプラスして体重測定も必要になりそう。

あったら便利だなと思った物は、食事についてくる調味料の袋を切る小さなはさみ、爪きり。部屋着を自分で洗濯する場合は乾きやすい素材の服。
滞在中に2回PCR検査が行われます。検査結果を関係省庁に提出するようで、結果が出るとホテルが用意してくれる自分のパスポートコピーに署名。2回目のPCR検査をクリアしたら無事に16日間の隔離生活から開放です。隔離は14日間と言われていますが、実際は16日間。
日本とタイの条約により、今後はタイに入国後自宅隔離になることが決まっています。しかし、日本の感染拡大やラヨーンの件で、実施される日に影響が出ないことを切に願います。
普通に出入国が出来る日常に戻れる日が待ち遠しいですね。