ホルムズ海峡でイラン軍に攻撃されたタイ籍貨物船「マユリー・ナリー号」の乗組員20名が3月15日(日)、無事タイに帰国しました。しかし電気技士・エンジニア・整備士の3名は依然として行方不明のままで、当局が引き続き救助活動を続けています。
事故の経緯
3月11日午前11時半ごろ、プレシャス・シッピング(PSL)所有のマユリー・ナリー号がUAEからインドに向けて航行中、ホルムズ海峡付近でイラン軍の攻撃を受けました。機関室に被弾して船内が炎上し、オマーン海軍が駆けつけて20名を救助。残る3名は救助隊が現場の危険な状況から接触できず、船内に取り残されていました。
外務大臣がイランに直接要請
3月16日、タイ外務大臣のシーハサックは電話でイランのアラグチー外相と直接会談し、行方不明の3名への救助支援とタイ船舶のホルムズ海峡通過許可を求めました。タイ政府は「すべての当事者が交渉と外交プロセスで緊張を緩和するよう」求める立場を維持しています。なお3名の生存はタイ海軍が3月13日に確認しています。
在タイ日本人への影響
イランは「ホルムズ海峡は敵対的とみなす船舶のみに制限を適用する」と述べており、通常の船舶には通過を認める姿勢を示しています。ただし実際の攻撃が続いているため、多くの海運会社は依然として海峡通過に慎重な姿勢を崩していません。
燃料・物資の輸送コスト上昇は今後も続く見通しで、生活物価への影響も引き続き注意が必要です。タイに滞在・在住中のみなさんも、航空便の運賃上昇や燃料代の値上がりについて最新情報を確認しておくことをおすすめします。


