3月19日(木)、タイ国内の金相場が前日比3,400バーツという大幅な急落を記録しました。タイ金相場協会はこの1日だけで53回もの価格改定を余儀なくされるという異例の事態となり、投資家や金アクセサリーの売買を検討していた方は翻弄された1日となりました。
1日で3,400バーツ下落、6週ぶりの安値
終値時点での金地金(ゴールドバー)の価格は、買値72,900バーツ・売値73,100バーツ(1バーツ重量=約15g)。金装飾品は買値71,449バーツ・売値73,900バーツとなっています。
国際スポット価格も同日に2.2%下落し、1オンスあたり4,710ドルと2月6日以来の最安値を記録。米国の金先物(4月限)も3.6%下落しました。銀・プラチナ・パラジウムも軒並み下落しており、貴金属全体に売りが広がる展開となりました。
なぜ急落?ホルムズ危機で急騰した後の反動
金価格はホルムズ海峡の閉鎖報道を受けて1オンス5,000ドルを突破する場面もありましたが、その後ドル高と先物投資家による持ち高解消売りが重なり反落。実際の金の現物需要は底堅いものの、先物やETFといった「ペーパーゴールド」の価格が大きく崩れた形です。バーツ相場の変動も重なり、タイ国内での価格変動は国際市場以上に激しくなりました。
今後はどうなる?
専門家の間では「地政学リスクが続く限り、金の長期的な上昇トレンドは変わらない」との見方が多く、JPモルガンは2026年の目標価格を6,300ドルとしています。ただし短期的には米経済指標や中東情勢の動向次第で上下する可能性があり、引き続き注意が必要です。
まとめ
金アクセサリーや金地金を売ろうと考えていた方は、今回の急落で買取価格が大きく下がっているため、急ぐ必要がなければ少し様子を見るのが賢明かもしれません。逆に購入を検討していた方にとっては、先月のピーク時より割安な水準になっています。いずれにせよ、価格の変動が激しい時期なので、購入・売却の前にその日の最新価格を必ず確認してください。


