日本人在住者の間で「タイエリートビザ」として長く親しまれているプログラム——正式名称は現在「タイランドプリビレッジカード(TPC)」——が、6月17日に新たなグローバルパートナーシップの拡充を発表しました。タイで長期滞在したい日本人リタイア層・デジタルノマド・長期在住者に人気のこのプログラム、今回の変更で会員特典が大幅に充実しました。
今回追加された3つのグローバル特典
TPC(タイランドプリビレッジカード株式会社)は英国に本社を置くTBRグローバル・ショーファリングとアセンドトラベルとのパートナーシップを発表。会員に対して以下の3つのグローバル特典が追加されました。
①グローバルホテル——世界200万軒以上 アセンドトラベルのネットワークを通じ、タイ国内5万軒以上を含む世界200万軒以上のホテル・宿泊施設へのシームレスなアクセスが可能になります。
②グローバル空港送迎——33カ国66都市 TBRグローバル・ショーファリングとの提携で、33カ国66都市のプレミアム空港送迎サービスが利用可能になります。24時間サポート体制で、世界3,000以上の目的地をカバーしています。
③グローバルゴルフ——世界1,000コース以上 50カ国以上にわたる1,000カ所以上の名門ゴルフコースへのアクセスが追加されます。
そもそもタイランドプリビレッジカードとは
「タイエリートビザ」として2003年に創設され、2023年10月に現在の名称「タイランドプリビレッジカード」に改称された、タイ政府系(観光スポーツ省傘下)の長期滞在プログラムです。現在の会員数は世界で4万人以上。
最大の特徴は一度の入会費で最大20年間の長期滞在ビザが取得できること。収入証明・資産証明・学歴要件が不要で、手続きがシンプルなため日本人リタイア層やデジタルノマドに特に人気があります。
2026年の料金プランと主な特典
現在のプランはブロンズ・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド・リザーブ(招待制)の5段階。
| プラン | 料金(一括) | 滞在期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ブロンズ | 65万バーツ | 5年 | 期間限定プロモーション価格(2026年9月30日まで)1年あたり13万バーツと最もコスパが良い |
| ゴールド | 未公表 | 5年 | 個人限定 |
| プラチナ | 未公表 | 10年 | 通常ラインナップの中で1年あたりコストが最も低い |
| ダイヤモンド | 未公表 | 15年 | ファミリー追加可能 |
| リザーブ | 500万バーツ | 20年 | 招待制のみ |
全プランに共通する主な特典
- マルチプルエントリービザ(複数回入国可能)
- VIP空港ファストレーン(入出国審査の優先レーン)
- エリートパーソナルアシスタント(コンシェルジュサービス)
- 90日レポートのサポート
- タイ銀行口座開設サポート
- 運転免許取得サポート
- 今回追加:グローバルホテル・空港送迎・ゴルフコースへのアクセス
DTVや通常ビザとの違い
デスティネーション・タイランド・ビザ(DTV)は基本的な入国資格のみで追加特典がないのに対し、タイランドプリビレッジカードは最大20年のビザ有効期限で定期更新の手間がなく、VIPサービスと今回のグローバル特典が含まれます。
ただし注意点も重要です。カードは就労権・税免除・追加の不動産購入権を付与するものではなく、90日レポートの義務は引き続き適用されます。また180日以上滞在するとタイの税務居住者となり、2024年以降にタイに送金した海外所得が課税対象になる可能性があります。
日本でのロードショーも継続中
タイランドプリビレッジカード社は5年連続で日本でのロードショーを実施。帝国ホテル大阪などで観光・ビザ・医療・海外税務などのテーマで日本語セッションを開催しており、日本市場への注力が伺えます。
さらに今なら特別価格。
ブロンズカードは2026年9月30日まで限定価格で提供中で、家族メンバー追加は8月14日まで75万バーツのプロモーション価格が適用されています。
「長期ビザをどうするか」と悩んでいる方にとって、TPCは書類の少なさと長期安定性という点で魅力的な選択肢のひとつです。ただし高額な一括払いであるため、DTVやLTRビザ(Long-Term Resident Visa)との比較検討を専門家に相談した上で判断することをおすすめします。
参考:ThaiPR.NET(https://www.thaipr.net/en/travel_en/3731353)、Thailand Elite Visa(https://www.thailandelite.net/pricing)