名古屋発・日本最大の喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」が、タイ・バンコクに初出店することを8月12日に正式発表しました。場所はバンコクのビジネスエリア中心部・BTSアソーク駅+MRTスクンビット駅直結の「Exchange Tower」。開業は2026年内を予定しています。
「モーニングは食べられるの?」「シロノワールはある?」——タイ在住の日本人が気になるポイントをまとめます。
場所はどこ?——アソーク・スクンビット交差点の超一等地
出店先のExchange Towerは、BTSアソーク駅とMRTスクンビット駅の両方から直結でアクセスできる、バンコク有数のビジネス・商業複合ビルです。
スクンビット通りとアソーク通りが交差するこのエリアは、日本人をはじめ多くの外国人が暮らし・働くバンコクの中心地。周辺にはターミナル21・JWマリオット・多数の日系企業オフィスが集積しており、「日本人に一番刺さる立地」といっても過言ではありません。
パタヤ・シラチャからバンコクへ出た際の「ちょっと一息」スポットとしても最高の場所になりそうです。
何が食べられる?——確認済みのメニュー
コメダホールディングスの公式プレスリリース(8月12日付)で確認できているメニューはこちらです。
🍞 モーニングサービス(確定) コメダ名物「ドリンクを注文するとトーストとゆで卵が無料でついてくる」モーニングサービスをタイでも提供予定です。コーヒー1杯で朝食が付いてくるこの名古屋スタイルは、タイでも展開されます。
☕ コメダブレンド(確定) コメダの看板メニュー・コメダブレンドを中心としたドリンクラインナップを展開予定。
🍰 シロノワール(確定) コメダ名物・デニッシュパンにソフトクリームをのせた人気デザート「シロノワール」も提供予定です。
🇹🇭 タイオリジナルメニュー(開発中) タイの嗜好や食文化に合わせたオリジナルメニューの開発も進めているとのことで、どんなメニューが登場するか楽しみです。
なぜタイに?——コメダが選んだ理由
コメダホールディングスの公式リリースによると、タイ進出の理由は3つです。
①東南アジア有数の外食市場:タイは外食市場の拡大と中間所得層の成長が続いており、今後の市場拡大が見込まれる。
②親日的な市場:日本の食文化・喫茶文化への関心が高く、コメダが大切にする「くつろぎ」の価値観との親和性が高い。
③ASEAN拡大戦略の拠点:バンコクをASEAN展開の足がかりにする狙い。
コメダは2026年6月8日にタイ現地法人「KOMEDA COFFEE (Thailand) Co., Ltd.」を設立(資本金600万バーツ)し、事業展開の準備を進めてきました。
海外展開の状況——世界81店舗からさらに拡大へ
コメダの海外展開は意外と知られていません。現在の状況はこちらです。
| 国・地域 | 展開状況 |
|---|---|
| 台湾 | 展開中 |
| 中国 | 展開中 |
| インドネシア | 展開中 |
| その他 | 合計6拠点目がタイ |
2026年7月末時点でグループ全体の海外店舗数は81店舗。コメダホールディングスは2031年2月期までの中期経営計画で、アジアでの展開を強化し180店舗まで拡大することを目標に掲げており、タイはその戦略の重要な拠点となります。
タイのカフェ事情——コメダが勝てる理由は?
バンコクにはスターバックス・カフェ・アマゾン(タイ最大のコーヒーチェーン)・True Coffee・Bluekoffなど強力な競合が多数います。そんな中でコメダが勝負できる理由は「くつろぎ空間」という差別化です。
カフェ・アマゾンやスタバが「テイクアウト・作業向け」なのに対し、コメダは「広い席・長居OK・モーニング付き」という独自スタイルで日本でも圧倒的な支持を集めています。この「ゆっくりできる喫茶店」スタイルは、実はタイ人にも刺さる可能性があります。タイには昔ながらの「コーヒーショップ(ร้านกาแฟโบราณ)」文化があり、長居して会話するという喫茶文化は根付いています。
また日本人旅行者・在住者が「バンコクで日本の味に会える場所」として足を運ぶことも確実で、日本人コミュニティからの需要は最初から見込めます。
オープン日・詳細メニューが発表され次第、改めてお伝えします。
参考:コメダホールディングス公式プレスリリース(ssl4.eir-parts.net/doc/3543/announcement/124012/00.pdf)、日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD131TN0T10C26A8000000/)