ジョムティエンビーチに「無料の海の幸」——雨季の大波でムール貝が大量打ち上げ、住民がバケツ持参で殺到

パタヤならではの微笑ましい光景が今週起きました。

6月5日(木)の早朝、ジョムティエンビーチに大勢の住民がサックやプラスチックバケツを手に集まり、大波で打ち上げられたアジアングリーンマッスル(ムール貝)とカミソリ貝を夢中で拾い集めました。

何が起きたのか

雨季に入ったパタヤでは強い波が続いており、海底に生息するムール貝や貝類が波に押し流されてビーチに大量打ち上げられました。住民の一人は「今年の貝は例年より明らかに大きい」と語り、早朝から多くの人が集まり、ほとんどの人が数十kgを持ち帰った。中には100kgを集めた人もいた」と話しています。袋いっぱいに新鮮な海産物を詰める住民たちの姿がビーチに活気ある雰囲気を生み出し、午前中いっぱい賑わいが続きました。

毎年恒例の「雨季の贈り物」

実はこれ、パタヤ近郊では毎年雨季に起きる恒例の光景です。この年中行事は、雨季の間、地元の家族に歓迎される無料の海の幸をもたらしてくれます。長年パタヤに住んでいる在住者の中には「毎年この時期を楽しみにしている」という方も多く、タイ人の近所の方に「ビーチに貝が打ち上がっているよ!」と声をかけてもらって一緒に行くという経験をした日本人在住者もいるようです。

アジアングリーンマッスルとは

打ち上げられた「アジアングリーンマッスル(หอยแมลงภู่ / Perna viridis)」はタイ語で「ホイ・メーンプー」と呼ばれる緑色の貝で、タイ料理に欠かせない食材のひとつです。スチームしてニョクマムやライムで食べるシンプルな食べ方から、ガパオ炒め・カレー・ヤム(和え物)まで幅広い料理に使われます。市場では1kgあたり60〜100バーツ程度で売られており、10kgを持ち帰れば600〜1,000バーツ相当のお得な収穫です。

「カミソリ貝(หอยตลับ)」はホイ・タラップとも呼ばれ、バター炒めや酒蒸しにするとプリプリで甘みがあり、こちらも人気の食材です。

食べる前に注意——雨季の貝は要確認

ただし雨季に打ち上げられた貝をそのまま食べる際には少し注意が必要です。

①貝の状態を確認する:打ち上げられてから時間が経った貝は鮮度が落ちている可能性があります。殻が開いているものや異臭がするものは避けましょう。

②十分に加熱する:生食は避け、必ず十分に加熱してから食べてください。タイの保健省は雨季の貝類による食中毒に毎年注意喚起しています。

③赤潮情報を確認する:タイでは赤潮(有害藻類ブルーム)が発生した海域の貝に毒素が蓄積するケースがあります。チョンブリ水産局(0-3839-1024)や地元ニュースで赤潮情報を確認することをおすすめします。

雨季入りして暗いニュースが多い中、こういった地元ならではのほっこりする光景はパタヤ生活の醍醐味のひとつです。次に大雨の後にジョムティエンビーチを歩いてみると、思わぬ海の恵みに出会えるかもしれません。ただし食べる際は上記の注意点をお守りください 🐚

参考:The Pattaya News(https://thepattayanews.com/2026/06/05/hundreds-of-locals-rush-to-jomtien-beach-as-waves-wash-up-massive-quantities-of-mussels-and-razor-clams/