ワンライも終わり、今週から通常モードに戻るパタヤ。財布には厳しかった燃料高騰ですが、ここにきてようやく下向きの兆しが出てきました。
4月17日に値下げ実施
4月17日(木)午前5時より、OR(PTTオイル&リテール)とバンチャーク(Bangchak)が燃料価格を引き下げました。
- ディーゼル系:1.50バーツ/リットル引き下げ
- ガソリン・ガソホール系:0.50バーツ/リットル引き下げ
4月17日時点の主な価格(バンチャーク・PTT基準)は以下のとおりです。
| 燃料種 | 価格(バーツ/L) |
|---|---|
| ガソホール91 | 42.08 |
| ガソホール95 | 42.45 |
| ディーゼル(Hi Diesel S) | 42.90 |
| E20 | 35.45 |
3月下旬のピーク時(ガソリン最高値53.69バーツ、ディーゼル50バーツ超)と比べると、かなり落ち着いてきています。
なぜ下がったのか
背景にあるのは2つです。
①国際原油価格の軟化
4月8日の米・イラン停戦合意でホルムズ海峡の再開への期待が高まり、原油先物が急落。WTI原油は停戦発表後に一時15〜20%下落しました。現在も停戦の不安定さから完全には戻っていませんが、3月末のピーク水準(ブレント114ドル/バレル)からは大きく低下しています。
②石油基金の圧力緩和
タイの国家石油基金(Oil Fuel Fund)は3月末時点で500億バーツ超の赤字を抱えていましたが、今回の値下げにより基金の1日あたりの補填額が従来の12億バーツから約1億1,000万バーツへと急減。基金の回復スピードが上がりました。
「すぐに元の水準には戻らない」
ただし専門家は「ガソリン価格が危機前(2月末:約38バーツ台)の水準に戻るのは早くても6月以降」と予測しています。理由は3つ。①ホルムズ海峡の実質的な通行制限が続いている、②湾岸の石油インフラへのダメージ修復に数カ月かかる、③タンカーの滞留解消に時間がかかる——です。
今後の最大の変数は、4月22日に迫る米・イラン停戦の期限です。交渉が延長・合意に向かえば原油はさらに下落、決裂すれば再び値上がりに転じるリスクがあります。


