今日4月6日(月)はタイの祝日です。「会社がお休みだけど何の日だっけ?」と思った方も多いはず。正式名称はワン・チャックリー(วันจักรี)、日本語では「チャックリー王朝記念日」または「チャックリー記念日」と呼ばれています。タイ在住者なら知っておきたい、この祝日の由来をざっくりまとめました。
244年前の今日、バンコクが生まれた
1782年4月6日——今から244年前のこの日、ラーマ1世(プラ・プッタ・ヨートファー・チュラーローク大王)がタイのチャックリー王朝を創始し、バンコクをシャム(現タイ)の首都として定めました。
当時の状況は決して平和ではありませんでした。隣国ビルマ(現ミャンマー)からの度重なる侵攻によって国民は避難を強いられており、軍人出身だったラーマ1世は防衛に有利なチャオプラヤ川東岸の島を選んで都を構えます。この都市こそが、現在の「バンコク」です。また、ラーマ1世はエメラルド仏を安置する宮殿(現在の王宮)も建設しており、今もバンコク観光の中心地となっています。
チャックリー王朝は今も続いている
チャックリー王朝は1782年の創始以来、現在まで244年間にわたって続くタイ唯一の王朝です。初代ラーマ1世から数えて現在はラーマ10世(ワチラロンコン国王)が在位しています。有名なところではラーマ4世(映画『王様と私』のモデルになったモンクット王)やラーマ5世(チュラロンコン大王、タイの近代化を主導)なども同王朝の歴代国王です。
この記念日は1918年にラーマ6世によって正式な祝日として制定されました。毎年4月6日、国王をはじめとする王族がバンコクのメモリアルブリッジ(サパーン・プット)そばにあるラーマ1世の銅像に献花を行い、王室の式典が執り行われます。
ソンクラーンまであと1週間
チャックリー記念日はソンクラーン(4/13〜15)の1週間前に位置しており、「ソンクラーン休暇への助走」ともいえる時期です。特に今年は燃料高騰の影響で旅行者数が例年より少なめと見られていますが、各地のウォーターフェスティバルは予定通り開催されます。今日ゆっくり英気を養って、来週の大連休に備えましょう。
まとめ
タイに住んでいても意外と知られていないのがこの「チャックリー記念日」。日本でいえば「建国記念の日」に近い性格の祝日ですが、王朝の創始とバンコク建都が同日というのがタイらしいところです。王宮・エメラルド寺院・チャオプラヤー川クルーズといった「バンコク観光の定番」は、すべてこの244年前の決断から生まれたと思うと、少し見方が変わってきますね。


